母子関係の影響
先日、公開したばかりの「JOKER フォリ・ア・ドゥ」を観てきました。
タイトルにある「フォリ・ア・ドゥ」とは医学用語であり、耳慣れない言葉ですがフランス語で「2人狂い」という意味です。
1人の妄想が他の人に感染し、2人以上で妄想を共有する精神障害のことを言います。
意味としては【妄想を持った人物と、親密な関係にある健常者が外界の影響を受けずに過ごすことで、妄想が感染して共有されること】。
外界の影響を受けずに親密な関係にある、といえばこれは夫婦や恋人、親子関係にも言えることですね。
親子関係、とくに母子関係というものの影響は、のちのちまでひびきます。
それで悩まれる方は多いです。
子供の頃から親に粗末に扱われて成長すると、大人になってもやはり「自分を粗末にする人」とばかり関わるようになります。
約束を破られたり、乱暴な対応をされたりしてもすぐに怒れないのは、そんな相手にすら「嫌われたくない」からです。
かつて、そのようにして感情を抑圧してしまったことで形成されるのが「インナーチャイルド(インチャ)」というもの。
それが多ければ多いほど、心も身体も病んでゆきます。
他者から粗末にされても「自分は、そのように扱われて当然だ」と憤慨もせず、むしろ自分を粗末に扱う人に嫌われないよう、心身をすり減らしたりさえするのです。
すべては、「愛される」ために。
遡れば、それは「自分を愛さなかった母への失恋」から始まっています。
本来の自分として生きられないのは生育歴のせいで、本人のせいではありません。
でも大人になった今は、自分で自分を癒せるのです。
ツラいのに、こんなのおかしいとわかっているのに、その負のループから抜け出せないでいる状態が「生きづらさ」です。
映画「JOKER」の主人公、アーサー・フレックもまさに、多くのインナーチャイルドを抱えて生きてきました。
インナーチャイルドとは、「傷ついたままの幼い自分の感情」のことです。
その子を癒し、持たされてしまった価値観を解放することで考え方が変わり、人生が楽になっていきますよ。
徐々にでも、確実に。
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