カルマとインナーチャイルド

こんにちは。

インチャセラピストのくまりんごです。

さて「カルマ」という言葉はご存じでしょうか。

耳にされたことはあるかとも思います。

これは「因果応報」のことであり、いってみれば「その人の抱える業」ですね。

「カルマ」とは、「良い行為にせよ、悪い行為にせよ、その行いがいずれ必ず自分に返ってくる。」という因果応報の法則のことです。

「自分でまいたタネ」は、いずれ自分で刈り取らなくてはなりません。

良くも悪くも、その結果を受け取るということです。

それは他者に対しての行いはもちろんですが、自分が自分に対して行うことも含まれます。

どうでしょうか、日々、ご自分を大切にしていらっしゃいますか？

意外かもしれませんが、「自分で自分を粗末に扱う」ということも、良くないカルマになるのです。

それは食べすぎ・飲みすぎによる不摂生や、何かに依存することもそうですし、「アタシなんか」「オレなんて」と自分を粗末にすることも当てはまります。

そう、自分を大切にしないといけませんよ。

でも「つい、自己卑下しちゃう」「自分なんてと思っちゃう」という方。

「なぜ、そうしてしまうのか？」ということを見てゆくと、それはインナーチャイルドの問題にゆきあたります。

そして、それには過去の親子関係をみてゆく必要があります。

過去に傷つけられた心の傷がまだ回復していないと、自分で自分を傷つけてしまいます。　

それが「自分を粗末にすること」です。

過去、あなたの親子関係はいかがでしたか？

その時の親御さんに悪気がなかったとしても、現在のあなたが「親がキライ」「パートナーが意地悪」「周囲にはイヤな人ばかり」ということがあれば、あなたの心には、今も傷ついたままの感情が滞っています。

インナーチャイルド（インチャ）とは、「傷ついたままの抑圧された感情」のことです。

傷ついたインチャをそのままにして自分を粗末にしていると、やがて、同じような心の傷をもつ人が集まってきます。

それは友達だったり、同僚だったり、上司だったり、パートナーだったり、子供の担任の先生だったり。

「類は友を呼ぶ」といいますが、まさにその通りです。

そしてなぜか自分だけ意地悪されたりマウントされたり、仲間外れにされたり、失礼な態度をとられたりして、「泣きっ面にハチ」という出来事が起こります。

インチャが多ければ多いほど、「毎度同じようなイヤなパターンを繰り返す」ということが起こります。

一見理解しがたいかもしれませんが、そうやって「あなたは、自分で自分を嫌っているよ、粗末にしているよ。こんな風にね」と教えに来てくれているのです。

なぜなら、癒すためにです。

実は、あなたにイヤなことをしてくる人は、「もうひとりのあなた」です。

癒しって、愛とか光とかでキラキラしてはおらず、けっこう厳しいものなのです。

過去を思い出してほしいのですが「成長したな～、自分」と思うことの背景には必ず、つらいことがあったハズです。

そして、その人の器が大きければ大きいほど、苦難もまた大きいのです。　

でも、大半の人がそれには気づきませんから、悩むわけです。

「どうしたらあの人が意地悪をやめてくれるだろうか」とか、「どうしたらあの人が優しくなるだろうか」と。

または「なぜうちの子がいじめに遭うのだろう」ですとか、「なぜうちの子が不登校になるのだろう」ですとか。

その人のもつ「心の傷」が、そうした形で現れることがあります。

そうやってさまざまなことが起こると、思い通りにならないことで、やがて心はおろか、身体までもが病んでしまいます。　

大切なのは、外側を変えるのではなく内側を変えること。

そんな時に有効なのがインチャ癒しです。

自分や周囲を粗末にしていると、不幸や病気になりやすくなります。

そして、「なぜそうなったのか」を理解しないままでいると、それは「課題」となって来世に持ち越します。

この身体には限りがありますが、魂には終わりがないからです。

持ち越した業である「カルマ」の解消には、過去の未解決な感情である「インナーチャイルド」を癒すことが欠かせないんですね。

詳しいことは、こちらの由井寅子先生のご著書「カルマとインナーチャイルド」をどうぞ。

過去、ある出来事から否定され今も悲しみ、苦しんでいるインナーチャイルドを救ってあげることが「インナーチャイルド癒し」です。

インナーチャイルド癒しとは、「過去の、泣いている自分を大人になった自分がヨシヨシしてあげること」です。

自分にもできそうだなと思いませんか？

ただ、「自分で自分に共感し、自分ををなぐさめ、愛すること」にもコツがあります。　

そのためにインナーチャイルドセラピストがおりますから、よかったらセラピーを受けてみてくださいね。

インチャ癒しを行うと、自分がいかに親の意見に左右されていたかがわかります。

親を憎むのではなく、親に対する執着を解くこと。

それができると、持ち越した重たい荷物を少しずつ、確実に解消してゆけますよ。

これから寒くなる季節。

ご自分に向き合う、よい機会です。

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