【ダークタワー】と魂の輝き
こんにちは。
最近、映画のご紹介ばかりですが、今回はこちら。
スティーブン・キング原作の「ダークタワー(2017年公開)」。
「パシフィック・リム」「刑事ジョン・ルーサー」などで有名なイドリス・エルバが、主演を務めています。うきーっ、カッコいい!
舞台はNY。繊細で世間の波長についてゆきづらい少年・ジェイク(トム・テイラー)が主人公です。
霊能力のある彼(そのことにまだ気づいてはいません)は夜毎、やたらリアルでオソロシイ夢を見ます。夢の中の世界には、宇宙の秩序を守る「ダークタワー」というものが存在します。
それが決して失ってはならないものであること、だからこそ邪悪な存在がそれを破壊したがっていることを、ジェイクは知っています。目覚めると夢の内容を絵に描きますが、誰かに話しても無駄とわかっている以上、彼はそうやって気持ちを整える他ありません。
夢には悪の存在である「黒衣の男」と謎の施設が登場し、そこには多くの子供たちが収容されています。施設で働いている大人達はみな黒衣の男に服従しており、いずれも「人の皮」を被って人間のフリをした、獣のような存在です。
施設内では定期的に選ばれる子供たちがいますが、彼らは謎の機械に座らされると、そのまま生命エネルギーを奪われます。子供たちの悲鳴と共に生命エネルギーは吸い取られ(どこかで聞いたような話ですね)、それは強大なビームとなって「ダークタワー」を攻撃します。
タワーを破壊するために日々、多くの子供が犠牲となっていること、そしてこの施設が絶望的な「子供たちの収容所」であることがわかります。黒衣の男によるタワーへの攻撃は日毎に勢いを増し、それと連動するかのように、現実世界においても謎の地震が頻繁に起き続けています。
果たして、これは本当に「夢の中だけの話」なのでしょうか。
母親だけでなくセラピストですら、ジェイクの話をまともに取り合おうとはしません。そんな彼はある日、夢の中で「ガンスリンガー」の存在をハッキリと知ることになります。
世界の中心と宇宙をつなぎとめているものが「ダークタワー」であり、それを守っているのが、ガンスリンガーという存在です。ガンスリンガーであるローランドを演じるのは、イドリス・エルバ。
タワーの破壊(つまりは世界の崩壊)を目論む黒衣の男ウォルターを演じるのが、マシュー・マコノヒー。どちらも渋い、美中年です。
物語は、ダークタワーを守る戦士・ガンスリンガーと黒衣の男ウォルターとの戦いが主軸となりますが、そこへ時空を超えて異世界にやってきた少年・ジェイクが加わります。つまりはローランドとジェイクは「旅の仲間」となる訳です。
ジェイクは消防士であった父親を亡くし、その心の傷はまだ、癒えてはいません。屈強に見える戦士、ローランドもまた。
同じ心の傷を抱えた者同士が共鳴し、互いを呼び合ったことで、時空を超えてふたりは出会ったのだと思えます。
ネタバレはしないでおきますが、つまりは「あの世的価値観」で言うならば、この世界に適応しづらいジェイクは「霊性の高い子供」とも言えるわけです。感受性が鋭いということは、それだけ傷ついてきたことのあらわれです。
しかし時に、鋭すぎる子供は「理解されない」ものです。それゆえ孤独を募らせます。大人として誰かと話したくとも、周囲にはつねに赤ん坊か幼稚園児しかいない、そのような気持ちです。
言葉にあらわしても理解されない、そんな思いは「夢」で解消することになります。そうした子は純粋で、この世界とのつながりがあまり強くないからこそ、異世界の情報をキャッチしてしまいがち。
しかし、アンテナの感度が高いと、拾ってしまうのは善いものばかりとは限らないのです。
「キャッチしすぎてしまう子供」というのは、それを絵という形であらわしたり、日記に書いたりすることで、かろうじて身体化せずに済んでいることがあります。
そうやって、なんとか日常生活を送っているわけです。逃げているのではなく、「そうするほかない」わけです。魂が大人だからですね。
彼らが書いたり描いたものを見て、周囲が「こんなことは現実にはない」だとか「考えすぎ」などと言って否定すると、その子たちはもう、気持ちの持っていき場がなくなってしまいます。
よくあるのが、美術の素養のない小学校の担任教師が「こんな絵を描いて!」などと、子供の心を傷つける行為です。それによって「絵はもう嫌だ」となる子は少なくありません。
よく小学校などでいとも簡単に、「色は薄い方がいい」だとか、教師がそのように指導したりします。何を根拠に、そういうことを言ったりするのでしょうか(学校ってミラクルワールドです)。
もし子供さんが不思議な絵を描いていたり、不思議なことを話していたりしても、すぐに否定せず、かといって大げさに扱うのでもなく「そうか。そうだったんだね」と、受け入れてあげてほしいと思います。「その子には、世界がそう見えている」というだけの話ですから。
魂に強い輝きを持った子供ほど、そのレベルに達していないクラスメイト、教師、そして親から否定されがちです。周囲からは、その子供が「理解できず、気持ち悪い」からです。
ここではないどこか、「異世界」へ行くことがその子の幸せではありません。愛されず不安定な子ほど、不思議な世界との接触が強くなりますから、そうならないためにはつねに「ダッコ」。
大きくなっても、これは必要です。大人同士でも「ダッコ」。愛のホルモン、オキシトシンが出ますからね。
だからぜひ、ご家庭で「ダッコ」、子供さんにたくさんしてあげてくださいね~。子供さんに必要なのは、「ここではないどこか」への想像よりも「心の安定」です。
そしてお母さまには「インナーチャイルド癒し」が、心の安定には欠かせませんよ♪
年始年末の予定:12月28日(土)~1月5日(日)までお休みです(この期間は、お客様からのメールの返信もお休みさせていただきます。ご了承くださいませ)。
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