家族が幸せならそれでいい
こんにちは。
「家族が幸せならそれでいい」
よく、そのようにおっしゃる方がいます(クライアントさんのことではありませんよ)。
この言葉自体、悪いものではありません。
ドラマなんかでもよく、「家族思いのお父さん(お母さん)」などが、こういう言葉を使ったりします。
でも、こういうセリフが出る時点で、その家族自体がすでに崩壊していたりするんですよね。
偶然でしょうか?
そして、実はそう言っているお父さん(お母さん)自体がトラブルメーカーだったりするんですね。
これも、たまたまなんでしょうか?
このように「家族が幸せになってくれれば、それでいい」と言う人は「自分が無力」であることを実はわかっています。
そして、自分の思い通りになっていない状況と家族に対して、「怒り」があります。
でもそれを認めたくはなく、自分が不幸なのを、そして家族を不幸にしたことを、責任転嫁します。
「家族のために」は「自分のために」です。
「家族が幸せならそれでいい」、本音としては「オレが(私が)幸せならそれでいい」ということです。
しかしそうは言わないものですから、非言語メッセージとして「オマエらが幸せにならなきゃ許さない!」つまり、「オレを(私を)幸せにしろ!」としてして伝わります。
映画やドラマを思い浮かべてほしいのですが、こういうセリフ、お父さんやお母さんはわざわざ、子供や家族の前で言いますでしょう?
しかも笑顔で。
それを言われた家族(子供)とすれば、実はたまったものじゃないんですね。
不幸な状況で、父親から(母親でもいいですが)「幸せになること」を要求されているのですから。
「家族が幸せなら、自分はどうなってもいい」という言葉の真意とは。
「オレは(私は)、オマエらのせいでこんなにも不幸である」です。
ドラマや映画の世界だけではなく、これ、ご家庭でもあることだと思います。
「お父さんはいいんだ、家族みんなが笑顔になるのなら」とか「お母さんはね、アナタが幸せになってくれればそれでいいの」とかの言葉。
そこから読みとれる「自分が不幸である」にも関わらず、他者に「幸せになれ」と要求する、本当の意味とは?
「オマエらが不幸である限り、オレは(私は)幸せである」ということなんですよ、奥さん。
そういうセリフを言うお父さん(お母さん)が、ドラマの中で「一番のトラブルメーカー」だったりする意味が、おわかりでしょうか?
その場合、一番の犠牲者は「その家で一番、優しい子」だったりします。
心の奥底に、誰よりも強い「怒り」があるからです。
だから、一番、活躍したりしています。
家族のために。
さらに怖いですねえ。
それはその人の「趣味」ではあります。
でも、「不幸でいることが幸せ」って、けっこうあることなんですよ。
ご自身は、いいかがですか?
もし今、「こんなのヤダ」と思っていることがあるなら。
自分の人生を生きるには「自分が不幸である」ということを、まずは一旦、受け入れることです。
それを見ないようにしてきたから「今、こうなっている」ということ。
「こういう親の元で育ってしまったんだな」
「自分、不幸だな」
最初は、そのくらいでいいんです。
嫌な記憶を深堀りすることなく、まずは「現実を見る」こと。
そして、そうなってしまった原因である「インナーチャイルド」を探し、癒すことです。
「怒ったまま、泣いたまま、その時の感情のまま凍結してしまった、内なる幼い自分」であるインナーチャイルド。
その子をなぐさめ、イメージの中で癒すことにより本当に色々、変わってきますよ。
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