【ヴァチカンのエクソシスト】インチャと悪魔と罪悪感
こんにちは。
くまりんごです。
2023年7月公開のこちら、「ヴァチカンのエクソシスト」なかなか良作でした。
実在したエクソシスト界のレジェンド、ガブリエーレ・アモルト神父。
「グラディエーター」等で有名な、アカデミー賞俳優のラッセル・クロウが今回、アモルト神父を演じています。
その豪放磊落な性格ぶりから「エクソシスト界のジェームズ・ボンド」と言われれば、確かに。
うきーっ、カッコいい!
このテのジャンルは昔っからダイスキで。
ネタバレはしないでおきます。
ご興味のある方はぜひ、どうぞ。
アモルト神父はヴァチカンの「主任エクソシスト」して活躍され、行った悪魔祓いの件数は、数万件とも。
その後、「国際エクソシスト協会(AIE)」を設立し、多くの後継者を輩出。
エクソシストとして多大な功績を残した神父は、2016年9月に91歳で逝去されています。
悪魔祓い師であるエクソシストは、基本、ヴァチカンから派遣されて悪魔憑きのクライアントのもとへやってきます。
教会で、という場合もあれば自宅で祓う場合も。
「自宅で悪魔祓い」、既にこの段階でクライアントの殆どが、外に出せないような状態なんじゃないでしょうか。
そんな風に「海外での悪魔憑き」と聞くと、自分には関係のない世界に思えますよね。
ですが、アモルト神父による悪魔払いの基本は、「カウンセリング」。
つまりは、見ているとこれ、「治療」なんです。
この映画から「名エクソシストとは名カウンセラーである」という見方もできます。
悪魔を祓うのは、神の栄光とそのご加護でしょう。
強い信仰心が必要なのは、言うまでもないことです。
しかし結局のところ、重要なのは対話です。
つまりは、カウンセリング。
悪魔憑きも、実は殆どが心の問題です。
大元の原因となっているのは、やはりインナーチャイルドですね。
クライアント本人の長年の怒り・悲しみなどが、このような形となって噴出しているのだと思います。
アモルト神父によれば、悪魔憑きの98パーセントは精神的な疾患によるもの。
絶妙なカウンセリングと迫真の演技により、「いかにクライアントの悪魔を祓うか」がポイント。
結果的に、クライアント自身とその家族が「神と神父のおかげで悪魔が出て行った!」と信じることが、まず何よりも先決なんですね。
「痛み・苦しみに先にアプローチする」ことは、とても大切ですから。
脱・悪魔後はクライアントに医療機関を紹介して現実的な対処を怠らないところが、オカルト現象として終わらせない素晴らしい点だと思います。
悪魔憑きによらず、そもそも「ナゼそうなっちゃったのか」には必ず、原因があります。
その再発防止にはやはり、心のケアは欠かせません。
一方、マジで問題なのは残り2パーセントの「ホンモノの悪魔憑き」の方です。
これはカウンセリングでどうにかなるものではなく、エクソシストに霊的なチカラがあるからコトがうまく運ぶ、というものでもありません。
必要なのは、何よりも強い信仰心。
そして、憑いている悪魔の名前を知るための知識と智慧。
あと体力。
エクソシストは、マッチョじゃないと。
悪魔は、人の罪悪感をついてきます。
だから、インチャをたくさん抱えたままだと悪魔にホンロウされてしまうんですね。
誰だって、生きていればなにがしかの失敗や後悔は必ず、あるものです。
そうして、知らず自分のことを責め続けているものです。
その結果、心身を蝕むことにつながります。
自分を責める人は、他者をも責めます。
でもそんな自分が苦しいから、何かに助けを求めているのも事実です。
神父は、神に。
クライアントは、エクソシストに。
その時、その場にいるクライアントとエクソシストというものは、「同じテーマ」で共鳴しているのだと思います。
不意をつかれて、悪魔の言うことにうろたえたら負け。
ホンモノが関わっている場合、悪魔祓いは命がけですから。
だから日頃から、自分で自分を否定しないために「未解決な感情」であるインナーチャイルドは癒しておく必要があります。
神父だって、人間ですからね。
それにしても「よく知ってるな」と思いました、神父の秘密を。
名前から、過去のトラウマから。
誰かが事前に教えているんじゃないのかと思うほどに。
こういうところに、超自然的なオソロシサを感じます。
エクソシストというのも本当に、信仰心なくして行えることではないので洋の東西を問わず、宗教という意味ではなく「信仰心の大切さ」を改めて感じた次第です。
ちなみに「悪魔はジョークがキライ」だそうです。
そんなアモルト神父にならい、これからもますます、日々を楽しく過ごしていこうと思いました。
インチャを癒して、波動を上げていきましょう。
詳細・ホームページ
インナーチャイルドセラピーくまりんご相談室
#インナーチャイルド #埼玉県 #川越市 #鶴ヶ島市 #坂戸市 #東松山市 #日高市 #CHhom #由井寅子 #JPHF認定インナーチャイルドセラピスト #不登校 #強迫神経症 #パニック障害 #HSP #フラワーエッセンス #インナーチャイルドセラピー #不登校 #毒親
0コメント